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イソプロピルアルコール(IPA)【装置・委託】

概要

イソプロピルアルコール(IPA)は、化学式がC3H8Oで表される有機化合物であり、無色透明の液体です。JIS K 1522では、工業用IPAについて、JIS K 8839では試薬として用いるIPAの、品質(純度や水分)などが規定されています。主に二次アルコールの一種であり、エタノール(アルコール)の異性体の一つです。IPAは水との混合比が広く、多くの溶媒として広く用いられています。また、 電子部品・基板洗浄、消毒や清掃剤、医薬品、塗料、インク、化粧品などさまざまな産業で使用されています。IPAは比較的安価で入手しやすく、その優れた溶解性や殺菌作用から工業用途や消費者製品に広く採用されています。
別名:2-プロパノール、イソプロパノール、プロパノールなど

沸点 約82℃



回収・再生について

廃棄・処理において、廃液(使用済み溶剤)の回収・再生により、溶剤の再利用や廃液処理コスト削減を実現できる場合があります。具体的には、廃液を溶剤再生装置を用いて再生したり、委託企業に収集を依頼してリサイクルする方法が挙げられます。対応企業は、以下をご覧ください。

イソプロピルアルコール(IPA)の回収・再生に対応した企業

使用量やリサイクル方法によって最適な事業者は異なります。お客様のニーズに合った事業者をご確認ください。クリックで特徴など詳細をご覧いただけます。

形態
委託回収
委託回収
装置販売
装置販売
装置販売
製品 企業名
対応地域

宮城県・秋田県・岩手県・山形県・福島県

全国

対応溶剤

IPA、メタノール、アセトン、MEK、シンナー類

酢酸ブチル、酢酸エチル、トルエンなど

IPA、エタノール、メタノール、アセトン、キシレン、MEK、シンナー類

シクロヘキサンなど

IPA、エタノール、アセトン、キシレン、MEK、シンナー類

トリクロロエチレン、塩化メチレンなど

IPA、エタノール、メタノール、アセトン、キシレン、MEK、塩化メチレン、シンナー類など

IPA、エタノール、メタノール、キシレン、シンナー類

ベンゼン、ベンジルアルコール、トルエンなど

特長

・高品質再生(アップサイクル)
・18L缶、ドラム缶、タンクローリーまで幅広い受注に対応可
・CO2排出量の試算

・高品質再生(アップサイクル)
・電子材料用溶剤の精製
・医薬中間体(反応・抽出)溶剤の精製

・1700台以上の納入実績
・多様な溶剤ガスに対応
・粉体プロセス機器とのシステム提案

・一斗缶をセットして再生
・デモ機貸し出し
・回収テスト

・多様な処理容量
・防爆対応
・回収テスト

事例
お問い合わせ
ダウンロード資料

イソプロピルアルコール(IPA)が使用されている業界の例

エレクトロニクス・電気機械業界

IPAは主に高純度の洗浄剤、乾燥剤、および脱脂剤として、製造プロセスの様々な段階で不可欠な役割を果たしています。

1. 洗浄剤

基板など、電子部品の洗浄に使用されています。

用途

  • 電子部品(ICチップ、コンデンサ、抵抗器など)
  • プリント基板(PCB)
  • コネクタ
  • 液晶ディスプレイ(LCD)スクリーン
  • 光ファイバー
  • 光学レンズ
  • コンピュータチップ
  • 磁気テープヘッドなどの精密部品の洗浄

工程

浸漬洗浄

部品をIPAの浴槽(洗浄機等)に浸漬し、必要に応じて揺動や攪拌を加えて洗浄効果を高めます。

超音波洗浄

IPAを洗浄媒体として超音波を印加し、キャビテーション効果を利用して微細な隙間や複雑な形状の部品に付着した頑固な汚染物質を除去します。特に、はんだボールの除去に効果的とされます。

手作業による拭き取り・塗布

特定箇所の局所的な洗浄や、デリケートな部品のクリーニングに用いられます。綿棒やワイパーにIPAを含ませて使用します。

役割

製造工程で付着する可能性のあるフラックス残渣(ロジン系、ノーリンス系、水溶性など)、油脂、指紋、埃、その他の微粒子といった汚染物質を除去します。これらの汚染物質は、製品の電気的性能の低下、絶縁不良、腐食、接合不良などを引き起こす可能性があるため、その除去は極めて重要です 。IPAは、純度が高く適切に使用された場合、迅速に蒸発し、残渣をほとんど残さないため、デリケートな電子部品の洗浄に適しています 。特に、フラックス洗浄後、IPAが濡れている状態で拭き取ることが、溶解したフラックスの再付着(白い残渣として現れる)を防ぐために重要であるという点は、工程管理の観点から注目に値します。これは、単にIPAを蒸発させるだけでは不十分な場合があることを示唆しており、特に高信頼性が求められる電子部品の製造においては、洗浄方法の最適化が不可欠です。  

2. 乾燥剤

用途

  • 半導体ウェハー
  • その他の感湿性の高い電子部品のウェットプロセス(化学エッチング、リンスなど)後の乾燥工程

工程

IPA蒸気乾燥

ウェハーを高温のIPA蒸気に曝露します。IPAは水の表面張力よりも低く、水と共沸混合物を形成して水と共に効率的に蒸発する性質を利用し、ウェハー表面の水分を置換します。その後、IPA自身が蒸発することで乾燥した表面が得られます。この方法は、スピン乾燥と比較してパーティクルの再付着リスクが低いとされています。

マランゴニ乾燥

ウェハーを最終リンス槽(純水)からゆっくりと引き上げる際に、水面にIPA蒸気を供給します。これにより生じる表面張力の勾配(マランゴニ効果)が、ウェハー表面の水を効率的に除去します。IPA蒸気乾燥と比較して、IPAの使用量を削減できる利点があります 。

役割

残留水分を効率的に除去し、ウォーターマーク(水滴の痕跡)の発生や敏感な表面の酸化を防ぎます 。ウォーターマークには不純物が含まれている可能性があり、デバイスの性能に悪影響を与えることがあります。
IPAが乾燥剤として選ばれる主な理由は、水との混和性と水よりも高い揮発性であり、これにより迅速かつ完全な乾燥が可能となります。IPA蒸気乾燥法は高温で操作されるため、IPAの高い引火性 には十分な安全対策が必要です。

3. 脱脂剤

用途

  • 電子アセンブリに使用される金属部品や一部のプラスチック部品の一般的な脱脂 。

工程

拭き取りまたは浸漬

役割

組立やさらなる加工の前に、油脂やその他の有機汚染物を除去します。IPAは多くのプラスチックに対して適合性があるため利点がありますが 、重度の工業用グリースに対しては、より強力な脱脂剤や異なるプロセスが選択されることもあります。

エレクトロニクス産業におけるIPAの利用は、単に溶剤としての特性だけでなく、その使用プロセス全体が製品の品質と信頼性に深く関わっています。例えば、洗浄剤としてのIPAの有効性は塗布方法や後処理に大きく左右され、単純な自然乾燥ではフラックス残渣が再析出する問題 があるため、拭き取りやIPA蒸気乾燥といった専門的な乾燥技術 が必要となります。また、電子部品の微細化・高集積化は、より高純度のIPAと、パーティクル汚染を最小限に抑える精密な洗浄・乾燥方法(例:IPA蒸気乾燥、マランゴニ乾燥)への要求を高めています 。一方で、IPAの引火性やVOC(揮発性有機化合物)としての性質 、さらには有機溶剤中毒予防規則などの規制は、常に代替溶剤やより環境負荷の低い洗浄プロセスの開発を促す要因となっています。

印刷業界・インキ産業

印刷・インキ産業において、IPAはインキの成分としての役割と、印刷プロセスにおける補助剤としての役割の両面で利用されています。

1. インキ配合における溶剤

用途

  • グラビアインキ
  • フレキソインキ
  • 一部のスクリーンインキなど、様々な種類の印刷インキの製造において使用

工程

樹脂溶解

インキのバインダーとなる樹脂(例:ポリアミド、一部のウレタン)を溶解し、均一なインキ溶液を形成します 。

粘度調整

印刷方法や被印刷体に適したインキ粘度を得るために重要です。

乾燥速度調整

IPAの揮発性がインキの乾燥特性に影響を与えます。他の溶剤とのブレンドにより、乾燥速度を精密に制御します。水性インキにおいても、印刷適性向上や乾燥調整のために水と共にIPAが使用されることがあります。

役割

IPAは、インキの流動性、皮膜形成、乾燥性に影響を与え、特定の樹脂システムや印刷プロセスにおいて使用されます。特に、グラビアインキやフレキソインキでは、溶剤の乾燥性が印刷速度や品質に直結するため、IPAのような中程度の揮発性を持つ溶剤が重要な役割を担います。

2. オフセット印刷における湿し水(H液)添加剤

用途

  • 伝統的にオフセット印刷の湿し水に添加

工程

冷却効果

蒸発によりローラー類をある程度冷却する効果があります。

粘度調整(軽微)

湿し水の粘度をわずかに上昇させ、ローラー間の転移性に影響を与えることがあります 。

役割

IPAはオフセット印刷において、非画線部の適切な湿潤とインキ乳化の制御を通じて鮮明な印刷品質を達成するために重要な役割を担ってきました。しかしながら、VOC排出規制や作業環境への配慮から、IPAを含まない「ノンIPA」または「アルコールフリー」の湿し水への移行が業界全体の大きな流れとなっています 。この動きは、環境・安全衛生(EHS)への関心の高まりが、代替技術や製品開発を強力に推進する顕著な例です。

3. 洗浄剤

用途

  • 印刷機、インキローラー、その他の関連装置の洗浄
  • インキ残渣、グリース、その他の汚染物質の除去

工程

手作業による拭き取り

自動洗浄システム

役割

インキ残渣、グリース、その他の汚染物質の除去を行います。

様々なインキ成分に対するIPAの溶解性は有効ですが、引火性やVOC規制が課題となります。印刷・インキ産業におけるIPAの利用は、インキ自体の性能(乾燥性、粘度など )と印刷プロセス(オフセット印刷の湿し水 )の両方に深く関わっており、その多用途性を示しています。特に水性インキにおいて、印刷適性向上や乾燥調整のためにIPAが利用されることは、環境対応型とされる水性システムにおいても、性能達成のために有機溶剤の助けが必要となる場合があるという、インキ化学の複雑さを物語っています。

医薬品・医療産業

医薬品・医療産業では、IPAはその殺菌・消毒能力と溶剤としての特性から、極めて重要な役割を担っています。特に高い純度が要求される分野です。

1. 消毒剤・殺菌剤

用途

  • 医療機器、医療従事者の手指、患者の皮膚(注射前など)、環境表面の消毒・殺菌に広く用いられます 。

工程

手作業による拭き取り

噴霧

浸漬

役割

一般的に、70% (v/v)程度の水溶液が最も効果的とされています。これは、純粋なIPA(90%以上)では微生物表面のタンパク質を急激に凝固させてしまい、IPAが細胞内部へ浸透するのを妨げるため、殺菌効果が低下する可能性があるためです 。十分な水分存在下で、IPAは微生物のタンパク質変性や脂質溶解を効率的に行います。微生物のタンパク質を変性させ、細胞膜の脂質を溶解することにより、細菌、真菌、多くのウイルスを不活化します 。医薬品用途のIPAは「消毒用IPA」として工業用と区別され、日本薬局方などの規格に適合した高純度のものが使用されます 。これにより、有害な不純物による汚染リスクを排除します。ただし、アクリル樹脂などの一部のプラスチック材料に対しては損傷を与える可能性があるため、材質適合性には注意が必要です 。

2. 抽出・精製溶剤

用途

  • 天然物からの医薬品有効成分(API)の抽出
  • 合成反応混合物からのAPIや医薬品中間体の分離・精製(例:再結晶)

工程

抽出

目的化合物を複雑な混合物から選択的に溶解・分離します。

晶析/再結晶

粗生成物を高温のIPAに溶解後、冷却することで精製された化合物を結晶として析出させ、不純物を母液中に残します。IPAは晶析溶媒または貧溶媒として利用されることがあります 。

クロマトグラフィー精製

クロマトグラフィー分離における移動相の成分として使用されることもあります。

役割

溶解性の差を利用して化合物を分離・精製するための媒体として機能します。その揮発性により、処理後の除去が比較的容易です 。医薬品製造においては、最終製品への不純物混入を防ぐため、極めて高純度のIPAの使用が不可欠です 。また、共沸混合物中の水とIPAを分離する際に超臨界二酸化炭素が利用される例もあり、IPAが関与する高度な分離プロセスの一端がうかがえます。IPAを抽出・精製溶剤として選択する際には、目的物質の溶解度、回収の容易さ(揮発性 )、安全性プロファイル、コストなどが総合的に評価されます。大規模な医薬品製造においては、経済的および環境的観点から溶剤の回収・再利用が重要です 。これは、グリーンケミストリーの原則にも合致する動きです。

塗料・コーティング産業

塗料・コーティング産業において、IPAは溶剤としての基本的な機能に加え、塗膜の形成プロセスや最終的な塗膜物性にも影響を与える重要な成分です。

1. 塗料・コーティング剤の溶剤

用途

  • 各種塗料
  • ラッカー
  • ワニス
  • その他のコーティング剤などの製造

工程

溶解・分散

製造時に樹脂、顔料、その他の添加剤を溶解・分散させるために配合。

希釈

塗布時の粘度調整のための希釈剤(うすめ液)としても使用されます。

役割

ニトロセルロース、シェラック、一部の合成樹脂など、様々な種類の樹脂を溶解または相溶させる能力(樹脂溶解性/相溶性)があります。この相溶性は、IPAのSP値やハンセン溶解度パラメータによって予測・評価されます。また、刷毛塗り、スプレー塗装、浸漬塗装など、様々な塗布方法に適した塗料粘度を実現します。

2. 塗装前の表面処理(脱脂・洗浄)

用途

  • 塗装、コーティング塗布前の金属、プラスチックなどの表面洗浄および脱脂。

工程

手作業による拭き取り

IPAを含ませた布で表面を拭き取ります。

役割

油脂、グリース、埃、その他の汚染物質を除去し、コーティングの密着不良や塗膜欠陥を防止します。IPAの比較的速い蒸発性は、この用途において利点となります。

3. 塗装用具の洗浄

用途

  • 刷毛、スプレーガン、ローラー、その他の塗装用具の洗浄

工程

浸漬または洗浄

役割

未硬化の塗料やコーティング剤の残渣を溶解・除去します。用具のメンテナンスや、異なる塗料バッチ間の汚染防止に役立ちます。塗料・コーティング産業におけるIPAの選択は、溶解度パラメータ(SP値)やハンセン溶解度パラメータ(HSP)が重要な判断基準の一つです。

自動車産業

自動車産業では、IPAは燃料添加剤、脱脂・洗浄剤、そして窓洗浄液の成分として、消費者向け製品と専門的な整備作業の両方で広く利用されています。

1. 燃料添加剤(水抜き剤/凍結防止剤)

用途

  • ガソリンタンク内の水分除去
  • 燃料ラインの凍結防止

工程

給油前後の注入

給油前または給油後に燃料タンクへ直接注入します。

役割

IPAは水とガソリンの両方に混和する性質を持ちます。タンク内に存在する水分(結露や汚染による)を吸収し、燃料と共にエンジン内で燃焼させることで水分を除去します。これにより、水分によるタンクや燃料ラインの腐食、または低温時の凍結を防ぎます。

2. 部品および表面の脱脂・洗浄剤

用途

  • 金属部品(エンジン部品、ブレーキ部品、工具など)の脱脂
  • ガラス表面の清掃
  • 塗装や接着剤・フィルム貼付前の塗装面やプラスチック表面の下地処理
  • 機器取付前の、フロントガラス等の皮脂や残留物を除去

工程

拭き取り

スプレー

浸漬

役割

油脂、グリース、ワックス、シリコン残渣、指紋などの汚染物質を除去し、適切な接着、検査、または部品性能を確保します 。 DIY用途では、IPAが(一部の他の溶剤や添加物を含むアルコール製品と比較して)乾燥後に白い残渣を残しにくい点が評価されています。整備現場では、塗装や接着といった後続作業の品質を左右するため、脱脂は極めて重要な工程と認識されています 。IPAは専用のシリコン除去剤と比較して溶解力は劣るものの、軽度な油汚れやコンパウンド研磨後の最終的な拭き取りに適しているとされます。

3. ウィンドウォッシャー液添加剤

用途

  • 特に寒冷地仕様のウィンドウォッシャー液の成分

工程

水や洗剤と混合

役割

ウォッシャー液の凝固点を下げ、タンク内やフロントガラス上での凍結を防ぎます。また、汚れを溶解する洗浄助剤としても機能します。メタノールも同様の目的で使用されますが、毒性が高いため、IPAがバランスの取れた選択肢となることがあります。

自動車産業におけるIPAの利用は、消費者向けのDIY製品(燃料添加剤)から専門の整備工場での使用(脱脂、表面処理 )まで幅広く、製品の形態やマーケティングもそれぞれのターゲットユーザーに合わせて最適化されています。多くの自動車用プラスチックや塗装に対して比較的安全性が高いとされる一方で、特定の敏感な材料に対しては、特に高濃度での長時間の接触や不適切な使用により損傷を与える可能性も否定できません 。このため、特に補修塗装やディテーリング作業においては、事前のテストや適切な製品選択が求められます。

化学工業業界

1. アセトンの製造

用途

  • 脱水素反応または酸化反応によりアセトンを製造するための主要な原料

工程

IPAの触媒的脱水素

役割

IPAが主原料となります。アセトン自体も広範な用途を持つ溶剤および化学中間体であるため、この変換は工業的に非常に重要です。

2. イソプロピルエステルの製造(例:酢酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル)

用途

  • 溶剤、抽出剤、化粧品・医薬品原料として利用される様々なイソプロピルエステルの製造

工程

エステル化反応

IPAと対応するカルボン酸(例:酢酸と反応させて酢酸イソプロピルを生成)とのエステル化反応に使用。

役割

IPAが主要な反応物の一つとなります。これにより、IPAの用途は間接的に他の多くの分野へと広がっています。

3. 反応溶媒

用途

  • 特定の溶解性、沸点、混和性が有利となる様々な化学反応における溶媒

工程

反応物を溶解し、相互作用させる媒体として機能

役割

反応物を緊密に接触させることで反応を促進し、反応速度や選択性に影響を与え、反応温度の制御を助けることがあります。広範な有機化合物を溶解し、水とも混和するため、多様な反応系で柔軟な選択肢となります。

4. 抽出溶媒

用途

  • 化学プロセスにおいて混合物から特定の化合物を抽出

工程

液液抽出または固液抽出

役割

目的成分を選択的にマトリックスから溶解させます。医薬品抽出と同様の原理ですが、より広範な工業化学スケールでの応用です。

IPAなどお問い合わせの多い溶剤は、再生・回収可能です。対応する企業や装置は、以下ページをご覧ください。

洗浄・脱脂などで使われる回収・再生可能な有機溶剤一覧

・・・お問い合わせの多い溶剤

炭化水素系溶剤
塩素系溶剤
エーテル系
アルコール系溶剤
ケトン系溶剤
フッ素系溶剤
エステル系溶剤
グリコールエーテル系溶剤
グリコールエーテル+エステル系溶剤
その他の溶剤