<SERA法の特徴> ・薄膜酸化膜厚、薄膜金属膜厚、金属間化合物層、有機保護膜厚(OSP)が容易かつ正確に測定できます。 ・酸化膜を種類別に測定することが可能です。(例えばCu2OとCuO) ・測定時間が短い。(最大1000秒)
<SERA法での測定可能金属> ・酸化膜厚:Sn,Ag,Cu,SnAgCu ・金属膜厚:Au,Cu,Ni,Ag,Sn ・その他:OSP膜厚
<ランドの酸化膜厚とはんだ付け性>
真空中においてサンプルに電子線を照射し、試料表面から放出される2次電子を測定することにより、表面形状を知ることができます。光学顕微鏡に比べ、分解能・焦点深度に優れ、微小領域の観察(微小領域での不良解析)に用いられます。
発煙硝酸や有機溶剤を利用し、各種電子部品パッケージなどを開封して表面観察を行ないます。アルミ配線腐食や、過電流による破壊状況などを観察し、不良解析を行います。
SEM画像内の任意の線分において、各位置における元素濃度を測定します。金属層の厚さや化合物層の確認に使用します。 写真は線分析の一例です。Zn,Cu,Ni,Snの順に層を形成していることが分かります。
元素分布を色分けすることにより2次元画像で表したものです。サンプルの組成を視覚的に分かりやすく表現することが出来ます。
サンプルに電子線を照射すると、基底状態にあった原子の内殻から電子がはじき出され励起状態になります。この励起状態の原子が再び基底状態へ遷移する時、余分なエネルギーが電子の放出に使われ、これをオージェ電子と呼びます。オージェ電子のエネルギー分布を測定することにより、固体表面数nm層の元素を分析することができます。
X線を照射した際に放出されるX線のエネルギーより元素を、X線の強度より膜厚を測定するものです。簡便な膜厚測定法として使用しています。
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