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振動豆知識3 ボイスコイルモーター

ボイスコイルモーターは動電型振動装置で、スピーカーの原理を発展的に応用したもので、現在ではリニアモーターとして幅広く使われています。


スピーカーは、動電型の振動装置の一種で、永久磁石とコイルを使い、振動を起こします。永久磁石の磁界中に、コイルを置き、コイルに電流を流すと、フレミングの左手の法則により、磁界と電流に垂直方向に力が発生します。この力でコイルにつながれたコーン紙を振動させ、音声を再生します。

スピーカー
 

このため、スピーカーのコイルはボイスコイルと呼ばれますが、ボイスコイルモーターは、音声の再生だけでなく、様々な用途に使われます。スピーカーと同様、永久磁石の磁界中におかれたボイスコイルが流される電流に比例して直進運動をします。コイルに電流を流すためにリード線が必要なため、距離が限られますが、立ち上がりの速いリニアモーターです。


ボイスコイルモーターは、HDDのヘッドの位置決め、カメラのズーム、絞り、シャッター、ボンディングや微細加工機のアクチュエータ、XYステージにと幅広く使われています。

ボイスコイルモーター応用例
 


 



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