プロペラ航空機のラックに取り付ける電子機器の事例
RTCA/DO-160D Environmental Conditions and Test Procedures for Airborne Equipment (http://www.rtca.org)、8.7 Robust Vibration Test Procedure-Fixed-Wing Aircraft: Curve Mを適用
供試品:
280mm×220mm×H150mm、6kg
専用治具:
14kg
臨界振動数 注1)調査:
Curve M、1oct/min、1往復(13min)、3軸、加振中供試品動作変化を監視。
注1)振動応答が2倍を超える共振振動数又は供試品動作に変化が発生する振動数。
臨界振動数:
X軸2点、Y軸2点、Z軸3点を検出した。
臨界振動数耐久試験:
各臨界振動数で30min加振、順次3軸。
挿引耐久試験:
Curve M、1oct/min、加振中応答を記録し共振振動数変化を調査及び供試品動作変化を監視。
X軸(3h-13min-2×30min)=1h47min Y軸(3h-13min-2×30min)=1h47min Z軸(3h-13min-3×30min)=1h17min
- 使用試験設備
- 水平振動台付振動試験装置 : i220/SA1M/H6
- 振動制御器 : K2、ソフトウエア Sine
- 専用治具 : 15kg
- 試験設備使用期間 : 2日
- 作業時間 : 8h
ジェット航空機コックピットドアの事例
- 供試品 :
- 600mm×50mm×H1800mm, 20kg
- 加振治具 :
- 1000mm×1000mm×H2000mm, 350kg
図2のPSDで、X軸5h、Y軸2.5h、Z軸2.5h、4点平均値制御、応答測定8点
図2 要求PSD
- 使用試験設備
- 水平テーブル付振動試験装置 : i260/SA7M/HT10
- 振動制御器 : K2、12input 1output、ソフトウェアRandom
- 加速度ピックアップ : VP-32:12個
- 専用治具 : 200kg
- 試験設備使用期間 : 2日
- 作業時間 : 8h
ロケットに取り付ける制御バルブの事例
ISO 16750-3を適用する。
- 供試品 :
- 120mm×100mm×50mm、1kg
- 専用治具 :
- 120mm×100mm×120mm、2kg
次の順に試験を実施する。
- 治具共振調査 : 10~2000Hz: 9.8 m/s2、2oct/min
- 初期振動応答検査 : 10~2000Hz: 9.8 m/s2、2oct/min
- ランダム試験 : X軸 ATレベル(QTレベルの-4dB)で40s:供試品動作確認 QTレベル(285 m/s2 rms)で180s:加振後動作確認 Y軸 ATレベル(QTレベルの-4dB)で40s:供試品動作確認 QTレベル(214 m/s2 rms)で180s:加振後動作確認 Z軸 ATレベル(QTレベルの-4dB)で40s:供試品動作確認 QTレベル(203 m/s2 rms)で180s:加振後動作確認
- 最終振動応答検査 : 10~2000Hz: 9.8 m/s2、2oct/min
- 衝撃応答スペクトル定義衝撃試験 : 50~1000Hz: 6dB/oct、1000~3000Hz: 3500m/s2、減衰比: 5%、 持続時間: 規定なし、各軸1回
ランダム試験のX軸QTのPSDを図1に示す。 Y、Z軸は記載省略
衝撃試験の前に、要求衝撃応答スペクトルSRS(図5)を満たす時刻暦波形(図6)を作成し、試験ではこの波形を目標として波形制御加振を実施する。
この目標波形の衝撃応答スペクトルを確認したのが、図7である。
- 使用試験設備
- 振動試験装置 : i220/SA1M
- 振動制御器 : K2、ソフトウエア Sine、Random、Shock、SRS
- 加速度ピックアップ : VP-32: 1個、VP-02: 2個
- 専用治具 : 2 kg
- 試験設備使用期間 : 1日
- 作業時間 : 7h
お客様で、また他の試験所では出来ない試験も、出来ることがよくあります。
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