イソプロピルアルコール(IPA)【装置・委託】

概要

イソプロピルアルコール(IPA)は、化学式がC3H8Oで表される有機化合物であり、無色透明の液体です。主に二次アルコールの一種であり、エタノール(アルコール)の異性体の一つです。IPAは水との混合比が広く、多くの溶媒として広く用いられています。また、電子部品・基板洗浄、消毒や清掃剤、医薬品、塗料、インク、化粧品などさまざまな産業で使用されています。IPAは比較的安価で入手しやすく、その優れた溶解性や殺菌作用から工業用途や消費者製品に広く採用されています。
別名:2-プロパノール、イソプロパノール、プロパノールなど

沸点 約82℃



回収・再生について

廃棄・処理において、廃液(使用済み溶剤)の回収・再生により、溶剤の再利用や廃液処理コスト削減を実現できる場合があります。具体的には、廃液を溶剤再生装置を用いて再生したり、委託企業に収集を依頼してリサイクルする方法が挙げられます。対応企業は、以下をご覧ください。

イソプロピルアルコール(IPA)の回収・再生に対応した企業

使用量やリサイクル方法によって最適な事業者は異なります。お客様のニーズに合った事業者をご確認ください。クリックで特徴など詳細をご覧いただけます。

対応溶剤

IPA、エタノール、メタノール、キシレン、トルエン、炭化水素系溶剤、アルコール系溶剤、ケトン系溶剤、エステル系溶剤、ハロゲン系溶剤など その他の溶剤に対応しているか確認 >

多様な処理容量
防爆対応
操作とメンテナンスが簡単
ソルベントリサイクラーの仕組み

二重構造のタンク内のオイルを熱することで溶剤を気化させ、コンデンサーで冷やすことで溶剤を取り出します。 含まれる樹脂や顔料は固形の廃棄物として排出されます。

ソルベントリサイクラーの仕組み

コスト削減効果

廃溶剤の量に合わせた機種選択を行うと、経費節減効果は、30万円~数千万円になり、購入費用は、10ヶ月~18か月で償却可能。

コスト削減を実現する装置ラインナップ 拡大

対応溶剤

トルエン、アセトン、IPA、MEK、NMP、酢酸ブチル、酢酸エチル、シンナー、メタノール、ヘキサン、ノルマルヘプタン、シクロヘキサノン(アノン)、変性アルコールなど その他の溶剤に対応しているか確認 >

高品質再生(アップサイクル)
18L缶、ドラム缶、タンクローリーまで幅広い受注に対応可
CO2排出量の試算
対応地域 宮城県・秋田県・岩手県・山形県・福島県
3Rのモデルケース

廃液の3Rにより、産廃処理費&購買コスト&CO₂削減。三方良し(お客様、世間・環境、三丸化学)を実現します。

3Rのモデルケース 拡大

再生事例

新液を200缶/月使用し廃液を産業廃棄物として焼却処分していたユーザー様に同社リユーススキームをご利用いただきました。

【効果】
産業廃棄物が無くなり、新液より安価に再生品を供給することで、ダブルの経済効果をご提供。
・焼却処分していた廃液を再資源化することにより、約34,650㎏/年のCO₂を削減。

対応溶剤

C9・C10芳香族炭化水素混合物、イソヘキサン、エチルシクロヘキサン、キシレン、シクロヘキサン、キシレンなど その他の溶剤に対応しているか確認 >

高品質再生(アップサイクル)
電子材料用溶剤の精製
医薬中間体(反応・抽出)溶剤の精製
対応地域 全国
溶剤リサイクル、リユース、精製

廃液の3Rにより、産廃処理費&購買コスト&CO₂削減。三方良し(お客様、世間・環境、三丸化学)を実現します。

溶剤リサイクル、リユース、精製 拡大

事例

▼電子材料用溶剤の精製

不純物および金属管理(ppb、pptレベル)を徹底した品質管理体制を整えています。樹脂含有廃液および分離困難な廃液に関しても、高い技術力で蒸留再生致します。

▼医薬中間体(反応・抽出)溶剤の精製

異性体や分離が難しい成分を高度に除去し、溶剤の再生を行います。不純物管理(ppmレベル)で行います。

対応溶剤

アセトン、トルエン、キシレン、メチルエチルケトン(MEK)、酢酸エチル、酢酸ブチル、メタノール、エタノールなど、沸点が40℃~200℃の溶剤 その他の溶剤に対応しているか確認 >

一斗缶をセットして再生
デモ機貸し出し
回収テスト
デモ機/サンプル回収テスト実施可能

溶剤回収装置(ソルデール)は、各種産業の生産工程の中で発生する使用済みの廃液を、自社内において無公害に回収し、常に新液とほとんど同様に再生する装置です。サンプル回収テストや、デモ機貸し出しも行っています。

デモ機/サンプル回収テスト実施可能 拡大

装置の特徴

・最大80%新品同様に再生可能です。
・沸点40~200度程度の廃溶剤なら、ほとんどが回収可能。
・設置スペースは W1100×D430×H960 のコンパクトさ!
・減価償却は最短6ヶ月(廃溶剤の状態で回収率の変動があります)
・消耗品の交換頻度も少なく、頻繁にメンテナンスする必要はありません。
・ランニングコストは1回70円程度の電気代と消耗品のみです。
・安全性を重要視し、随所に安全対策を施しております。

IPAなどお問い合わせの多い溶剤は、再生・回収可能です。対応する企業や装置は、以下ページをご覧ください。

洗浄・脱脂で使われる有機溶剤一覧

・・・お問い合わせの多い溶剤

炭化水素系溶剤
塩素系溶剤
アルコール系溶剤
ケトン系溶剤
フッ素系溶剤
その他の溶剤