エチルシクロヘキサン(ECH)【炭化水素系溶剤】

概要

エチルシクロヘキサン(ECH)は、シクロヘキサンと呼ばれる六員環の環状炭化水素にエチル基が結合した有機化合物です。
化学式はC8H16で表されます。無色の液体であり、常温では可燃性を持ちます。非極性の炭化水素であり、非極性溶媒によく溶解しますが、極性溶媒には溶解度が低い傾向があります。また、酸化や加水分解に対して比較的安定ですが、高温や強酸・強塩基の存在下では反応性を示すことがあります。

沸点 約132℃



回収・再生について

廃棄・処理において、関連法規制ならびに地方自治体の基準に従う必要がありますが、廃液(使用済み溶剤)の回収・再生により、溶剤の再利用や廃液処理コスト削減を実現できる場合があります。具体的には、廃液を溶剤再生装置を用いて再生したり、委託企業に収集を依頼してリサイクルする方法が挙げられます。対応企業は、以下をご覧ください。

エチルシクロヘキサン(ECH)の回収・再生に対応した企業

使用量やリサイクル方法によって最適な事業者は異なります。お客様のニーズに合った事業者をご確認ください。クリックで特徴など詳細をご覧いただけます。

・多様な処理容量
・防爆対応
・操作とメンテナンスが簡単
処理方法
蒸留
形態
装置販売
対応溶剤
イソプロピルアルコール(IPA)、エチルアルコール(エタノール)、キシレン(混合キシレン)、トルエン(メチルベンゼン)、メチルアルコール(メタノール)、ベンゼン(ベンゾール)、イソヘキサン(2-メチルペンタン)、NPA
処理量600Lまで対応無料サンプルテスト
・高品質再生
(アップサイクル)
・電子材料用溶剤の精製
・医薬中間体(反応・抽出)溶剤の精製
処理方法
蒸留
形態
委託回収
対応溶剤
C9・C10芳香族炭化水素混合物、イソヘキサン、エチルシクロヘキサン、キシレン、シクロヘキサン、キシレンなど
対応地域
全国

洗浄・脱脂で使われる有機溶剤一覧

炭化水素系溶剤
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