廃溶剤・廃油リサイクルの種類と方法
環境・コスト面での廃溶剤・廃油リサイクルの実現のため、廃溶剤・廃油リサイクルの概要についてご紹介します。
リサイクルの種類
廃溶剤・廃油リサイクルには、大きく分けて次のような種類があります。
マテリアルリサイクル
使用済み廃液を焼却せず、蒸留等により再生を行います。焼却を行わないため、環境保護につながるのはもちろん、廃液が再生品として生まれ変わり、コスト削減にもつながります。
サーマルリサイクル
廃液を燃焼させて発生する熱エネルギーを回収・利用するリサイクル手法。燃焼させるのでCO₂を排出します。
この廃溶剤・廃油リサイクル企業特集では、、持続可能な社会の実現に貢献するため、マテリアルリサイクルを中心にご紹介しています。
これまでは焼却していた廃液をリユース・リサイクルすることで、コスト削減+環境保護につなげませんか?
リサイクルの方法
廃液のリサイクル方法には以下があります。
委託(外注)
お手元の廃液を、回収事業者が回収しリサイクル・リユースなどを行います。
事業者に引き渡し再生された廃液は、お客様のお手元に戻ってくる(再生品として利用できる)場合と、事業者が再生品として販売する場合等があります。
回収業者を選択する際には、次のような点を満たしているか確認する必要があります。
・廃液の種類(水や他の溶剤が混合していないかなど含む) ・一回の処理量 ・対応地域
装置を自社に導入してリサイクル(オンサイト)
リサイクル装置を自社に導入し、リサイクルを行う方法です。溶剤の購入費用や産廃処理コストが増加している場合には、自社に装置を導入することで、外部の情勢や事業者の状況に左右されず、安定したリサイクルが可能となります。減価償却が、数か月~数年で可能な場合もあります。