◆ ホンダでは環境マネージメントシステム『Honda LCAシステム』を構築 |
ホンダでは、2000年6月から「LCAプロジェクト」を発足し、製品のライフサイクル及びホンダの事業活動における環境負荷を定量的に把握していくため、『Honda LCAシステム』を構築した。
これにより、原材料、生産から廃棄段階に至るライフサイクル全体における、環境負荷の定量的な把握と環境負荷低減の目標設定ができるため、今後、環境改善のレベルアップとホンダの製品や企業活動から排出される環境負荷物質の低減を目指していく。
鉛と六価クロムの使用は2003年3月末までに終了し、シアン系の表面処理剤については、引き続き汚染防止に対する細心の注意を払いながら使用するが、早期廃止にむけ、代替技術の検討を続けていく。 |
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◆ キャノンでは「グリーン調達基準書」を策定 |
海外生産比率が4割弱に達したキヤノンは自社工場だけでなく資材調達先にも環境対策を促す。2004年末までに、カドミウムおよびその化合物、六価クロム化合物、鉛およびその化合物、水銀およびその化合物を使用禁止にするとしている。 |
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◆ ヤマハ発動機、2008年を目標に六価クロムの使用を全廃 |
ヤマハ発動機では、環境負荷物質の使用全廃に向けた取り組みの一環として、二輪車本体で使用される六価クロムを、2008年までに「ゼロ化」を目指す自主行動計画を策定され(2005年までに2000年比80%削減)、生産工程では2010年までに「ゼロ化」を目指す。
[2002年8月19日]
ヤマハ発動機は、4ストビジネスバイクのヤマハ『タウンメイトT90D』と、同モデルをベースにした新聞配達業務用モデル『T90N』の一部仕様変更して、2002年モデルとして24日から発売する。
今回の注目点は、製造工程では、三価クロム処理パーツをハンドルバー、前後キャリア、排気管プロテクターに使用、従来使っていた六価クロムを使うクロムメッキ処理を低減し、環境負荷の低減を図った。ヤマハでは、2008年までに六価クロムの全廃が目標であり、このモデルがその第一歩となる。 |
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◆ 松下電器産業と日立製作所でも |
松下電器産業と日立製作所は、2002年5月27日、「環境経営」を推進するために必要となる指標や、技術について共同で開発していくことで合意した。 |
製品に含有する有害物質について、将来規制が予想される物質(六価クロム、鉛、水銀、カドミウム、特定臭素系難燃剤)について共同で技術調査、代替物質の開発、評価試験、適合物質の選定等を実施し、有害物質の代替化に取り組む。 |
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