表面処理 ブラスト処理
ブラスト処理の種類
- グリットブラスト
- 鉄構構造物の下地処理や、重防食の塗装の溶射の前処理に用いられる。比較的大きなアンカーパターンが得られ、重防食塗装や溶射の下地処理として使われている。
- ガーネットブラスト
- グリットブラストが出来ない場所や設備で用いられる。
グリットブラストよりやや表面粗さは少ないが、サンドブラストより有効である。 - サンドブラスト
- 昔は、材料が安価でよく使われていたが、柔らかく表面荒さがあまり多くないことや、ブラスト後、一部成分が残るなど、溶射関係には不向きである。塗装関係にはまだ使われているが、塵肺等の問題もあり、世界的に使用禁止の動きがある。
- アランダムブラスト
- 通常、アルミナ研削材によるブラスト純度によりホワイトと褐色の物に分かれる。対象物が非鉄の分野で多く用いられており、非常に硬いので溶射(プラズマ溶射)等に多く使われる。
砂や循環式のグリットブラストと比べて高価なのが難点である。 - ガラスビーズブラスト
- 対象物が柔らかい物に傷を付けずに表面の清浄化を図るために使われる。
ブラスト処理の事例
タービン翼(施工前)
点検補修時の清浄化目的によるブラスト処理
タービン翼(施工後)
真空装置配管
表面のクリーン度を上げるためのブラスト処理