労働安全特集 へ掲載中

機械・装置周辺エリアへの進入対策は十分でしょうか

製造現場や工場では、作業者の行動範囲が機械の動作エリアに重なることで、思わぬ接触や巻き込まれ事故が発生するリスクがあります。今後、日本では外国人労働者や高年齢の作業者が増えることも想定されるため、安全先進国(ドイツなど)に近い水準の安全対策がますます求められます。一般的な安全対策として機械柵が設けられることはありますが、危険エリアへのアクセス自体を制限することで、さらに高い安全性を確保できます。


オイヒナー株式会社のマルチファンクションゲートボックス(MGB)は、扉の開閉やロック状態を制御し、作業エリアへのアクセスを制限。安全スイッチ、ロック、操作部などが一体化しているため、配線が大幅に簡略化できます。CE対応、UL対応。

機械との接触、巻き込まれ事故から作業者の安全を守ります

マルチファンクションゲートボックスのラインナップ

マルチファンクション ゲート ボックス MGB-AP

    • ・補助リリース
    • ・ケーブル挿入口、M20x1.5 またはプラグコネクターによる接続
    • ・プラグコネクター接続、HC26、M23 (RC18) または M12 12 ピン
    • ・PLC からの制御入力 (わずか 3 mA) としての IMP によるガードロックの制御
    • ・モニタリング出力
    • ・OD = ドアが閉じているときにオン
    • ・OT = ボルツタングが判定モジュールに挿入 (ガードロック・デバイスの場合はソレノイド制御対応。インターロッキングの場合は安全出力に対応)
    • ・OL = ガードロック・ソレノイドが定位置にロック (ガードロックの場合は安全出力に対応)
    • ・OI = 診断、故障あり

製品の概要・特徴

経済的かつ規格に準拠した配線

MGB-AP シリーズは、個別安全ドアの保護に特に適しています。直列接続が不要な場合は、配線を省くことができます。このバージョンは AR バージョンとはタイミングが異なります。

インターロッキングかガードロックかMGB-L0、MGB-L1 および MGB-L2 の機能比較


インターロッキング・デバイス (MGB-L0、ガードロックなし)

ハンドル・モジュールと組み合わせれば、インターロッキング・モジュールで可動ガードの制御をインターロックすることが可能です。この組み合わせは、同時に機械式ドア ストッパーともなります。安全出力 OA および OB には、以下のスイッチ オン条件が適用されます:

  • ガード閉 (ただし、いつでも開くことが可能) ボルツタングがインターロッキング モジュールに挿入。
  • インターロッキング モジュールがガードの位置とボルツタングの位置を検知します。
  • ドアハンドルを動かすことにより、ハンドル モジュール内のボルツタングがインターロッキング モジュールに出入りします。


ガードロック・デバイス (MGB-L1 と MGB-L2)

ハンドル モジュールと組み合わせれば、ロッキング モジュールで可動ガードをロックすることが可能です。この組み合わせは、同時に機械式ドア ストッパーともなります。安全出力 OA および OB には、以下のスイッチ オン条件が適用されます:

  • ガードが閉じている
  • ボルツタングがロッキング モジュールに挿入
  • ロッキング・アームがロック位置 (ドアは開くことができない)

ロッキング モジュールがガードの位置とボルツタングの位置を検知します。ガードロックの位置も監視されます。ドアハンドルを動かすことにより、ハンドル モジュール内のボルツタングがロッキング モジュールに出入りします。ボルツタングがロッキング モジュールに奥まで入ると、ロッキング アームがボルツをその位置でロックします。バージョンにより、このロック動作はスプリング力かソレノイド力により行われます。

  • バージョン MGB-L1: ロッキング・アームはスプリング力によりロック位置に保持され、ソレノイド力によりロック解除されます (閉回路電流方式、機械的にロック)。
  • バージョン MGB-L2: ロッキング・アームはソレノイド力によりロック位置に保持され、ソレノイドがオフになったときにスプリング力によりロック解除されます (開回路電流方式、機械的にロック)。

判定ユニットまたは安全制御システムへの接続

安全システム MGB は、ほぼどの安全判定ユニットや安全制御システムにも接続できます。そのため、制御システムの短絡モニタリングが無効になり、MGB がこの機能を実行します。もちろん、性能レベル e が変わらず確保されます。

お問い合わせ

【バス システム接続用 MGB2 Modular】マルチファンクション ゲート ボックス MGB2-.HB-PN セット一式

    • ・サブモジュールを使用したモジュラー設計
    • ・1 つのバス・モジュールに最大 6 台の MGB2
    • ・拡張しやすい
    • ・運転中のサブモジュール交換
    • ・右側または左側ヒンジドア用
    • ・位置合わせ補助具一体型

製品の概要・特徴

MGB2 Modular - 次世代の MGB

新しい MGB2 は、世界に認められたマルチファンクション ゲート ボックス MGB の論理的な発展型です。改善された型、拡張された新機能、モジュラーレイアウトにより、最大限の柔軟性と費用対効果を提供します。MGB2 は単なる安全ドア保護にはとどまりません。安全ドアに必要なすべての関連機能を装置一台に組み込むことができるのです。MGB2 はヒンジドアとスライドドアの両方に適しています。

簡単接続コンセプト - 通常のケーブルで十分です

Modular バージョンでは、MGB2 はバス モジュール MBM を介して PROFINET/PROFIsafe に接続されます。このモジュールは、MGB2 に直接接続することができ、スペースに限りがある場合には別の離れた場所に取り付けることもできます。バス モジュールを離れた場所に取り付けた場合、6 台もの MGB2 Modular を 1 台の MBM に接続することができます。接続には標準的な M12 ケーブルを使用します。品目指定に含まれた MLI という文字により、接続互換性のある Modular デバイスを見分けることができます。対応する M12 組合せコネクターがあります (MLI モジュール プラグコネクター)。モジュラー型により、MGB2 Modular はさまざまな異なる機能を備えています。MGB2 Modular には 2 台のサブモジュール用スペースがあり、それぞれ最大 3 種類の制御素子を加えることができます。2 つの異なるバージョンのバス モジュール MBM を利用できます。これらの 2 つのバージョンは Profinet のための接続の点で異なります。RJ45 プラグコネクターを使用した AIDA 準拠のソリューションと、D コード M12 接続を使用したソリューションを利用できます。一体型の PROFINET スイッチは両方に共通した機能です。

革新的かつ実績のあるテクノロジー

人気を博した旧モデルと同様、 MGB2 も超堅牢産業用ハウジングに取り付けられ、金属製ドア用のストッパーと組み込み取り付けプレートが備わっています。左側または右側ヒンジドア、またスライドドアにも取り付け可能です。切り替えは取り付け中に実施します。2,000 N の固定力によりガードが不意に開くのを効果的に防ぎます。MGB2 Modular は、EN ISO 13849-1 や EN ISO 14119 などのすべての関連規格の要求事項を満たします。すべてのネジは Torx T10 ドライブで取り付けることができるため、工具はこの 1 つで十分です。ハウジングの設計における前述の改善やその他の小さな改善により、個々のシステム コンポーネントの取付や接続が容易になりました。

ガードロックの種類


L1 閉回路電流方式

  • スプリング力によるガードロックです。
  • ガードロック ソレノイドに電圧を加えてリリースします。


L2 開回路電流方式

  • ソレノイド力によるガードロックです。
  • ガードロック ソレノイドに電圧を加えてガードロックを作動させます。

PROFINET インターフェース

バス モジュール MBM は以下の PROFINET 接続のいずれかを使用して利用することができます。IEC 61076-2-101 準拠のプラグコネクター M12、D コード (7/8 インチ・プラグと M12 プラグ (D コード))。プラグコネクター RJ45、AIDA 準拠 (IEC 61076‑3‑117、variant 14 準拠のプッシュプル プラグ)

PROFINET スイッチ

内蔵スイッチによるリニア トポロジーのネットワーク構造 (MRP 対応)。

インターロッキングまたはガードロックとしてフレキシブルな用途

制御システム側でこの安全装置データを適切に判定することにより、インターロッキングとしてもガードロックとしても使用できます (モニタリングあり/なし)。

レンズセット

押しボタンの色は同梱のレンズ セット 120344 を用いて選択できます (5 色)。

お問い合わせ

用途に合わせて多数のラインナップをご用意しております

会社概要

■社名
オイヒナー株式会社
■会社設立
1953年
■取り扱い製品
セーフティドアスイッチ、セーフティリレー、セーフティスイッチなど

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