風力を利用した分級機です。目詰まりなく、微粉体の分級が可能です

分級機：ミクロシフター

ミクロシフターは粉粒体を風力で分散させスクリーンを通過させる分級機です

ミクロシフターの用途例

セラミックス、タンカル、トナー、カーボン、ガラスビーズ、フェライト、PVCパウダー粉体塗料、テフロン粉末、マスタード、コショウ、脱脂大豆、米糠、フィッシュミール、化学品、鉱産物、窯業原料、金属粉、医薬品、化粧品、食品、飼料等

分級機：ミクロシフターとは

粉体を必要なサイズだけ選り分ける（分級という）には、スクリーンを使用する方法（篩：ふるい）と、比重差を利用して風力で分級する（風力分級機）方法の2種類が一般的です。
100％、或いは混合率0％の分級を行うには風力分級機では無理があり、又振動式のふるいでは、目詰まり等により大量処理には無理があります。

この”ミクロシフター”は、粉体を空気の流れに乗せスクリーンを通過させるユニークな分級機です。
新開発のファン無しタイプ(NF型)には、比重選別機構を内蔵し、より高精度の分級を実現しました。

構造と仕組

ミクロシフターは、①分散室、②スクリーン、③エアーブラシ、④2次エアー取入れ口、⑤粗粉排出用ロータリーバルブ、等で構成されています。

原料は定量フィーダーにより分散室①に供給されます。供給された原料は、スクリーン②の後より吸引され、スクリーン目より細い粉のみが通過し、分離された粗粉は分散室下部の粗粉排出用ロータリーバルブ⑤から排出されます。これと同時に、スクリーンの目詰まりを防止する為に、スクリーン②の後方より、回転するエアーブラシ③から吐出するエアーで連続的に洗浄が行われています。この洗浄により目詰まりが防止され連続運転が可能になります。

高精度を求めるにはスクリーン前で如何にうまく分散させるかが1番のポイントで、ミクロシフターでは分散室①下部に設けられた2次エアー取入れ口④からの風量、エアーブラシの回転数により簡単に最適な条件が設定できる様工夫されています。
分散室の前面は特殊な場合を除いて透明アクリル製ですので、分散状態を肉眼で確認しながら条件設定ができます。

分級機：ミクロシフターの特徴

• 非常に高精度の分級が出来る
  パス品（微粉）にオン品（粗粉）の混入0％。粗粉中のPPM単位の微粉除去が出来ます。
• 微粉処理が出来る
  振動篩の様に目詰まりは発生しません、風力分級機よりシャープな分級が出来ます。
• 悪性状の粉体処理が出来る
  帯電性、凝集性、付着性等のある粉体の分級が出来ます。
• スクリーン交換はワンタッチ
  スクリーンはドアで押さえる構造です、交換は工具無しでワンタッチで出来ます。
• 振動、騒音、粉塵の発生は非常に小さい。
• サニタリー構造も用意
  内部洗浄が簡単に出来ます。多品種少量、高純度、菌対策にも対応します。

標準寸法

型式	スクリーン 径	入口 中心	実行	全幅	PASS 中心	全高	出口高	本体 重量
	φmm	ａ	ｂ	ｃ	ｄ	ｅ	ｆ	kg
		mm	mm	mm	mm	mm	mm
MS-30-NF	300	647	925	900	897	1,657	323	450
MS-45-NF	450	951	1,445	1,230	1,002	2,000	363	500
MS-60-NF	600	765	1,600	1,500	1,120	2,742	589	600
MS-90-NF	900	931	1,550	1600	893	3,025	373	800
MS-120-NF	1,200	672	1,325	1700	893	3,552	373	1,000

※各寸法は、改造変更になることがございます。導入計画の際にはご確認ください。

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詳細カタログ・資料は無料にて発送致します。原料の形状・性状により適応する粉砕機が各種取り揃えています。粉砕処理確認の為に、テスト機を取り揃えています。

実機を常設していますので、粉砕効果の確認が出来ます。テスト設備のご案内はこちらです。

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