エンクローズ溶接(KEN-SH法):異形鉄筋継手の新しい工法

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エンクローズ溶接(KEN-SH法) ■ KEN-SH法の特徴 D25からD51およびD57、D64の極太径まで対応可 継手外径は鉄筋の最大径とほぼ同一 先組工法・プレキャスト工法等、躯体工法との組合せが容易 鉄筋端部の開先加工が不要
(財)日本建築センターの評定(BCJ-C1253、A級)、建設省認定(建設省神住指発第379号-2)を取得

 KEN-SH法

[ 概要 ]
鉄筋コンクリート構造物の大型化や高層化にともなって、使用鉄筋の太径化と高強度化の傾向が顕著となっています。このような背景から異形鉄筋継手の高能率化・高品質化への二一ズに応えるものとして当社が開発し、(財)日本建築センターの評定(BCJ-C1253、A級)および建設省認定(建設省神住指発第379号−2)を取得した新しい溶接継手工法です。
その後、1990年にネジコンのD57、D64に関する評定追加及び1996年にはSD490に関する評定追加を行い、もっとも適用範囲の広い溶接継手工法として改良を重ねてきております。
この継手工法は、異形鉄筋問の接合部の外周を銅当て金で囲い、溶接金属が溶接部から流れ出ないようにして連続的に溶接操作を行う、炭酸ガスアーク溶接ベースのエンクローズ溶接法です。
エンクローズ溶接(KEN-SH法)概要
当社は被覆アーク溶接法ベースのエンクローズ溶接技術の開発に取り組み、新幹線のレールの溶接継手工法としていち早く実用化、高い評価を得ております。
さらにこの技術を応用して異形鉄筋の継手工法を開発し、「KEN法」として(財)日本建築センターの評定(BCJ−構C89、BCJ−C1187)を取得しております。

[ 特徴 ]
1. 異形鉄筋はD25からD51およびD57、D64の極太径まで、鉄筋の種類・フシ形状・径差によらず接合できます。
2. 継手外径は鉄筋の最大径とほぼ同一であり、鉄筋呼び名に応じた稠密配筋が可能。
また、後工程でのフープ筋の配筋施工が容易です。
3. 固定された鉄筋間での継手施工が可能。したがって、先組工法・プレキャスト工法等、躯体工法との組合せが容易です。
4. 炭酸ガスアーク溶接ベースのI型狭開先溶接なので、鉄筋端部の開先加工が不要で、溶接能率に優れます。
5. 溶接入力制御によって、溶け込みの確保と溶接ビード形成が確実に行なえるので、継手品質が安定しています。
6. 水平筋継手・垂直筋継手のいずれも全周にわたって溶接ビードが形成されるので外観検査が確実に行えます。また、内部検査には超音波探傷試験が適用できるので、両者を併用して継手品質の十分な確認が行えます。
7. 溶接用治具は小形・軽量なので持ち運びが簡単、高所や狭隘部での施工も可能です。
水平筋継手 裏ビード外観と垂直筋継手

[ 適用例 ]
適用場所 鉄筋呼び名
建築 在来く体工法における 柱・梁主筋継手 D25〜D41
先組みく体工法における 柱・梁主筋継手 D25〜D41
PCaく体工法における 柱・梁主筋継手 D25〜D41
逆打ちく体工法における 柱・梁主筋継手 D25〜D41
原子力発電所における RCCV等主筋継手 D25〜D64
誤損傷(梁・柱)主筋修復用継手 D25〜D41
土木 橋脚および橋脚基礎における 縦・水平主筋継手 D25〜D51
各種ケーソンにおける 縦・水平主筋継手 D25〜D51、D70
道路橋床版拡幅における 水平主筋継手 D13〜D22
地下連続壁における 縦主筋継手 D25〜D51
その他 各種アンカーボルト延長用継手 M22〜M42
柱脚シャーキー延長用継手 Φ100
RCCV振動試験モデル 縦・水平主筋継手 D13〜D25

先組み工法(柱)とPCa工法(梁)

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