XPSの大きな特徴は、単に元素分析の情報だけではなく、元素の化学結合状態が得られることである。
図はN, Siの濃度の異なる3種類のHfO2膜の高分解能XPSの結果を示したものである。 ここではXPSはN, O, Siと結合したHfの量を定量的に求めるために用いられた。これらの濃度の違いは電気的、 物理的な特性の違いに直接関連し、このようなHf系酸化膜は今日の最先端半導体デバイスに用いられてる。
長所
○ 試料表面(表面から約5nm程度)における定量的な組成および化学状態分析 ○ 薄膜、残留物、多層膜の深さ方向分析 ○ H,Heを除く全元素のサーベイ分析 ○ 極表面検出手法(情報深さは5nm程度)
制限
○ 最小分析領域は30um程度 ○ 検出下限は通常0.1%程度