JFCC実用標準物質リファサーモは、焼成条件、熱履歴により、再現性良く収縮緻密化する現象を利用した熱履歴センサーです。
リファサーモとは
■リファサーモの基礎
リファサーモはアルミナなどのセラミック粉末を所定の形状に成形したもの。加熱処理すれば、一般のセラミックスと同様、昇温にともない収縮緻密化が進行し、ついには緻密体となります。リファサーモを炉内の管理したい位置にセットし、加熱処理後室温まで冷却してから、寸法をマイクロメータで測定します。
セラミックスの製造において、焼成工程はその品質特性を管理するうえで非常に重要な工程です。リファサーモはこの焼成工程の管理のための総合的な熱履歴を簡単かつ正確に把握するための共通熱履歴センサーです。
リファサーモを被焼成物と一緒に焼成し、焼成後の寸法を測定(右図A)することにより、焼成条件の管理状況を把握することができます。■リファサーモの種類と選定方法
リファサーモの使用温度範囲の目安を下図に前述しましたが、使用温度だけでは選定を誤ることがあります。
大気中2時間保持であれば、使用温度範囲の目安に準じて選定することができます。たとえば、1350℃ならばMタイプ、1150℃ならばLタイプになります。1250℃の場合は、ユーザーの実際の焼成条件でMタイプとLタイプをそれぞれ焼成し、その寸法が換算表の中央に近い方のタイプを選定します。
次に、大気中で保持時間が異なる場合について説明します。保持時間が2時間よりも長い場合は高温タイプ側へ、2時間よりも短い場合は低温タイプ側へ適性タイプがシフトします。たとえば、1250℃で30分保持ならば、MタイプよりもLタイプの方がより適正なタイプと考えられます。
雰囲気が大気でない場合、温度と保持時間から推定し、実際にその条件でテストをする必要があります。
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![]() (200P入り 1箱) |
■特徴
- 焼成条件の共通化が可能となるので、総合の技術データの共有、比較評価が可能になります。
- 定期的に連続使用することにより、焼成炉の異常管理、統計的品質管理等に応用できます。
■用途
- ファインセラミックス、電子セラミックス材料、陶磁器製品などの焼成管理、統計的品質管理等。
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